≪スタッフブログ≫
詐取された現金を回収というのは難しいケースも少なくないですから、未然に防げるに越したことはありません。以下、新聞紙面より。
ゆうちょ銀行の宮前店に感謝状 高額詐欺防ぐ
県警と宮前署は18日、高齢者を狙った高額詐欺を未然に防ぎ、容疑者の逮捕にもつながったとして、ゆうちょ銀行宮前店(川崎市宮前区有馬)と窓口担当の2人に感謝状を贈った。
同署などによると、同店の窓口担当の中山博文さん(39)らは3日午後、窓口で現金1000万円を下ろそうとした女性(82)を不審に思って声をかけ、詐欺に遭っていると見破り同署に通報した。
同署は、女性宅に現金を取りに来た私立大生の男(21)ら2人を詐欺未遂容疑で逮捕した。
中山さんは「女性の話を聞いて典型的な詐欺だと思った。被害もなくよかった」と振り返っていた。
(2012年4月19日 読売新聞)
2012.04.04更新
運転免許の更新2
入院中なのに,あるいは刑務所に入っていたのに,運転免許が失効するのはひどいじゃないかと思う方もいらっしゃるでしょう。
そのような方のために,免許が失効してから6カ月を経過していない場合,更新しなかった理由は関係なく,講習を受けることにより,技能試験と学科試験を免除してもらえるという制度になっています(道路交通法97条の2 1項3号)。また,免許が失効してから3年を経過していない場合,病気や刑務所に入っていたというような場合(道路交通法施行令34条の3第3項,同33条の6の2)のみ,その状態が終了した時から1カ月以内であれば,講習を受けることにより,技能試験と学科試験を免除してもらえるという制度になっています(道路交通法97条の2 1項3号)。
さらに,免許が失効してから6カ月を超え1年を経過していない場合,更新しなかった理由は関係なく,仮免許の技能試験と学科試験が免除されるという制度になっています(道路交通法97条の2 1項4号)。
なお,懲役10年というような受刑者の場合は,上記の法制度だけでは運転免許を最初から取り直さなければならず,受刑者の社会復帰に支障が生じてしまいます。
そこで,刑務所の方で年に1回対象者を集めて一斉に対応していると聞いています。この場合,運転免許証に記載される住所が刑務所の住所になるようです。
裁判中に免許の更新期間が到来するなら,念のため保釈等の制度を利用して,免許の更新をしておく方が安心でしょう。
そのような方のために,免許が失効してから6カ月を経過していない場合,更新しなかった理由は関係なく,講習を受けることにより,技能試験と学科試験を免除してもらえるという制度になっています(道路交通法97条の2 1項3号)。また,免許が失効してから3年を経過していない場合,病気や刑務所に入っていたというような場合(道路交通法施行令34条の3第3項,同33条の6の2)のみ,その状態が終了した時から1カ月以内であれば,講習を受けることにより,技能試験と学科試験を免除してもらえるという制度になっています(道路交通法97条の2 1項3号)。
さらに,免許が失効してから6カ月を超え1年を経過していない場合,更新しなかった理由は関係なく,仮免許の技能試験と学科試験が免除されるという制度になっています(道路交通法97条の2 1項4号)。
なお,懲役10年というような受刑者の場合は,上記の法制度だけでは運転免許を最初から取り直さなければならず,受刑者の社会復帰に支障が生じてしまいます。
そこで,刑務所の方で年に1回対象者を集めて一斉に対応していると聞いています。この場合,運転免許証に記載される住所が刑務所の住所になるようです。
裁判中に免許の更新期間が到来するなら,念のため保釈等の制度を利用して,免許の更新をしておく方が安心でしょう。
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