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2012.06.08更新

≪スタッフ トピック≫
ある男性から交通事故の電話無料相談をお願いしますと連絡がありました。受付をするのに内容を伺ったところ、人身事故であり、相手方は自動車の影から飛び出してきた歩行者で重傷・脳挫傷他、賠償請求はまだ無い、とのことでしたが、相談したいことは、「これからどうなるか」「ずいぶん経ったのに(検察から)呼出しも何もこないので不安である」という概要でした。
刑事事件となり、在宅で検察からの呼出しを待つ場合、一般的には、時が経つにつれ、「こんなに時間がかかっているということは、徹底的に調べてるのかなあ。」と、日数が経てば経つほど罪が重くなっていくような錯覚にとらわれ、一層不安になると言います。
しかし実際はどうなのでしょうか?
身柄を拘束している事件というのは、それゆえに急いで処理をしなければなりませんので、優先的に調査されます。逆に、身柄を釈放した事件については、急ぐ必要がないので手が空いた時に調べていくことになりますから、処分がより遅くなるようです。
したがって、在宅の場合というのは、身元もしっかりしていて逃げるような人物(内容)じゃないから、在宅待機なのであり、ゆっくり調べても大丈夫だと判断されているわけですから、別に、徹底的に調べられて時間がかかっている訳ではないのが殆どで、処分が遅くなっていても必要以上に心配することは無いそうです。

投稿者: 弁護士髙瀬孝司

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